科学的介護研修会
科学的介護研修会NEW!!
平成27年 2月8日 13:00~
社会福祉法人東陽会主催にて日中おむつゼロ達成報告会ならびに「新しい老人ホームの誕生」と題して国際医療福祉大学大学院教授 竹内 孝仁先生をお招きし記念講演会を開催しました。
また介護力向上講習会福岡分校専任講師、李 智子先生もおいで頂き、日中おむつゼロ報告会を行いました。
竹内先生より
特別養護老人ホームでは亡くなるまで施設で暮らし、今までの人生に別れを告げ入所される方がほとんどだったが、これからは永久的ではなく、介護が必要な時に必要な分だけ出たり入ったりできる施設になっていくと良い。
おむつ交換ができる人が介護職ではなく、おむつがなぜ必要なのか、おむつは外す事ができないのかを考える事ができるのが、専門職ではないか。
誰にでも尊厳はあるからこそ、諦めずに本当にあるべき姿を求めていける介護を進めていくべきである。
求められているこれからの施設のあり方とは・・・
○地域住民が使いやすい施設であること
○地域や自宅での介護問題を解決してくれる拠点となること
○一生施設ではなく在宅復帰ができるよう支援する施設であること
科学的介護理論の講座を受講しながら、実践をしてきた介護力向上委員会、委員長の平嶋琢哉が日中のおむつゼロ達成報告を行い、これまでの取り組みをお話させていただきました。
~感想~
日中のおむつゼロを達成はできたものの、日中おむつゼロにする事に焦点を当てるのではなく、求められる施設となるためにはこの科学的に理論づけられたケアの質を高める必要がある。
おむつゼロは尊厳を保ちながら、家族にも迷惑をかけない暮らしを実現する為に我々が行う自立支援の一つの手段である。
これを実行し、自宅でできないものを少しずつ排除しながら、在宅生活を支援できるような施設となるよう、これからも一人一人に向き合いながら進めていきたい。